ヘンプのポテンシャル

ヘンプ9つのポテンシャル「衣食住」

ヘンプ9つのポテンシャル「衣食住」

【ヘンプのポテンシャル「衣食住」】

私たちの生活に欠かせない『衣食住』は、健康と幸福に密接に関連しています。
しかし、現代の物価値上がりや賃金の横ばいを始め、貧困層や障がい者、高齢者方は衣食住に困窮していることが多く、解決を急ぐべき重要な社会課題です。


①. 「衣」の課題
現代のファッション業界はファストファッションの台頭により、環境汚染や労働環境の悪化といった深刻な問題に直面しています。大量生産・大量消費のモデルが普及し、短期間で使い捨てられる衣服が増加。
その結果、大量の廃棄物が発生し、染色や製造過程での化学物質の使用が環境を汚染しています。また、低賃金で働く労働者の過酷な労働条件も問題です。ヘンプ繊維は持続可能な素材として、これらの問題を解決する可能性を秘めています。


②. 「食」の課題
食の分野では、栄養不良や食品廃棄の問題が深刻です。特に先進国では、過剰な食品廃棄が大きな課題となっており、一方で発展途上国では栄養不足が問題視されています。
また、食の安全性や健康への影響も懸念されています。ヘンプ食品は、豊富なタンパク質や必須脂肪酸をはじめ、栄養価の高い食材として有望です。これにより、健康的な食生活を支援し、持続可能な食の供給を実現する一助となります。


③. 「住」の課題
住環境に関しては、エネルギー効率や環境負荷が大きな課題です。従来の建材は生産過程で大量のエネルギーを消費し、CO2を排出します。また、断熱性が低いため、冷暖房のエネルギー消費が増加し、環境負荷が高まります。
また、現在戦後に建てられた建物の多くの老朽化が進行し、既に建て直されたものも多くあり、今の時代に生きる私たちは、これから建物を建てるとしたら「資材/資源の選択」ができます。特に「ヘンプクリート」は、優れた断熱性能と耐火性を兼ね備え、エネルギー効率の高いエコロジカルな建材として注目されています。これにより、持続可能な住環境を提供し、環境保護に貢献します。



ヘンプは「"全て"の部位を有効的に活用できる植物」

ヘンプは「"全て"の部位を有効的に活用できる植物」

ヘンプは、そのすべての部位を有効に活用できる植物であり、多様な産業用途に応用可能で「茎(繊維部分、木質部分)・種・葉・花穂・根」といった部位を用いて様々な産業用の用途に活用でき、その数は、3万種をも上回るといわれています。

(1).茎の利用
茎の繊維部分は、特に耐久性と強度が求められる製品に最適です。例えば、ヘンプ繊維は衣類や紙製品、ロープとして使用され、その耐久性と環境への優しさが評価されています。さらに、ヘンプ繊維は自動車の内装材やプラスチックの強化材としても利用され、石油由来の素材を代替するエコフレンドリーな選択肢となります。
一方、茎の芯部分(ヘンプハード)は、軽量かつ吸収性が高いため、家畜の敷料や建築材料(特に断熱材)として利用されます。ヘンプクリートは、その断熱性能と耐火性から、持続可能な建築材料としての地位を確立しています。これにより、エネルギー効率の高い住宅の建設が可能となり、環境負荷を低減します。

(2).種と油の利用
麻の種(ヘンプシード)は、栄養価が非常に高く、プロテインやオメガ3脂肪酸、ビタミンEを豊富に含んでいます。これにより、健康食品やスーパーフードとしての需要が高まっています。ヘンプシードオイルは食品用油としてだけでなく、化粧品やスキンケア製品の原料としても利用されています。また、ヘンプシードオイルはバイオ燃料としても注目されており、再生可能エネルギーの一環として役立ちます。

(3).葉、花穂、根の利用
ヘンプの葉や花穂は、医療用大麻としての用途が広がっており、鎮痛や抗炎症、抗不安効果が期待されています。また、栄養補助食品やハーブティーとしての利用も進んでいます。ヘンプの根は、土壌改良剤として使用され、土壌の浸食を防ぎ、地力を向上させる効果があります。これにより、他の作物の成長を促進し、農業全体の持続可能性を高めます。


ヘンプは「人(衣食住)とすべてをつなぐ植物」

ヘンプは「人(衣食住)とすべてをつなぐ植物」


ヘンプは、その多用途性と環境負荷の低さから、「衣食住」のすべてをつなぐ植物として、各分野で多様な用途を持ち、私たちの生活の質を向上させるとともに、持続可能な未来の構築や環境保護に大きく貢献します。

ヘンプの需要と供給を広げることで、持続可能な社会を実現し、多くの人々の生活を改善することが期待されます。ヘンプはまさに、人と環境をつなぐ重要な植物であり、その多様な特性を活用することで、次世代に豊かな地球を引き継ぐための重要な資源となります。持続可能な未来を目指して、ヘンプの可能性を最大限に活かしていくことが求められます。

麻市 ASA-ICHIは「日本の現代社会に麻の需要と供給を”再”創出すること」を掲げ、これからも社会課題に積極的に取り組んで参ります。


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▶︎ヘンプ9つのポテンシャル:「CO2吸収量」「土壌改善」「紫外線カット効果」「農薬不要/節水」「1年を通して収穫可能」「作付面積に比べ収穫が多い」「経済効果」「地上エネルギー」「衣食住

▶︎公式インスタグラム:「麻市 ASA-ICHI 公式Instagram」でも様々な情報を発信しております。

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