「ヘンププロテイン」の特徴/効果/使い方

2024年8月29日

YAMADATAKUMAが執筆

【ヘンププロテインとは？】

ヘンププロテインとは、麻（ヘンプ）の種子から抽出された植物性タンパク質のことで、植物性の完全タンパク質を提供する数少ない食品の一つです。

ヘンププロテインは、ヘンプシードを粉砕し、タンパク質を濃縮することで作られ「9種類の必須アミノ酸をすべて含む完全タンパク質」として特に世界では高く評価されています。

タンパク質は、筋肉、皮膚、髪、内臓、免疫システムを構成する重要な要素であり、健康志向の高い人々の間で植物性タンパク質の需要が高まっています。

ヘンププロテインの主要なタンパク質である「エデスチンとアルブミン」は消化しやすく、吸収されやすい構成をしているため。人間の体内で容易に消化・吸収されるため、胃腸への負担が少なく、効率的に栄養を摂取できる点が特徴です。

さらに、ヘンププロテインはオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸をバランス良く含んでおり、これらの脂肪酸は抗炎症作用を持ち、心血管系の健康や皮膚の健康に寄与します。このため、ヘンププロテインはタンパク質だけでなく、脂肪酸もバランス良く摂取できる栄養価の高い食品として注目されています。

ヘンププロテインはそのシンプルな製造プロセスにより、化学薬品や添加物を使用せず、自然な方法で抽出されるため、非常に純度の高いプロテインが得られます。このため、健康志向の高い人々や食品添加物を避けたいと考える人々にとって理想的な選択肢です。また、アレルギーのリスクが低いため、食物アレルギーを持つ人々やグルテンフリーの食事を実践している人々にも安全に摂取できる点が魅力です。

総じて、ヘンププロテインは栄養価が非常に高く、消化が良く、アレルギーのリスクが低いという点で、現代の健康志向に最適な植物性タンパク質です。これからも、その多くの利点から、多くの人々に広く利用されることが期待されます。

【ヘンププロテインの特徴や効果】

1.母乳に近いアミノ酸や脂肪酸のバランス

ヘンププロテインの最大の特徴の一つに、母乳に近いアミノ酸や脂肪酸のバランスが挙げられます。

ヘンププロテインは、必須アミノ酸を全て含む「完全タンパク質」として知られ、そのアミノ酸のバランスが人間の健康に非常に適しています。

上のグラフからも分かるように、ヘンププロテインは、特に体内で効率的に利用されるよう設計されている母乳に似たプロファイルを持っています。

母乳は、赤ちゃんの成長と発達に最適な栄養源であり、特に免疫機能の強化や脳の発達に重要な役割を果たす「オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸」を理想的なバランスで含んでいます。

ヘンププロテインもこれに似た比率でオメガ3とオメガ6を含んでおり、その比率は約3:1と、母乳の脂肪酸比率に近いものです。このバランスが、心血管系の健康を維持し、炎症を抑制するのに非常に有効です。

ヘンププロテインのこの特徴は、特に乳幼児や妊娠中の女性、または健康を維持したい全ての人々にとって大きなポイントとなります。

2.筋肉の成長と修復

ヘンププロテインは、植物由来の完全タンパク質として、筋肉の成長と修復に非常に効果的です。

特に「日常の栄養不足の補完」や「運動後のリカバリー」として摂取することで、筋肉の回復を大幅に促進します。

完全タンパク質とは、体が合成できない9種類の必須アミノ酸をすべて含んでいるタンパク質のことです。これらのアミノ酸は、筋肉の成長、修復、メンテナンスに欠かせない要素です。特に運動中には筋肉繊維が微細に損傷を受け、その修復にはアミノ酸が必要です。ヘンププロテインを摂取することで、運動後の筋肉修復がスムーズに行われ、筋肉痛を軽減します。

さらに、ヘンププロテインは消化が良い点も特徴です。ヘンプが持つ主要なタンパク質であるエデスチンとアルブミンは、人間の体内で容易に消化・吸収されるため、胃腸への負担が少なく、効率的にアミノ酸を供給します。

これは、特にトレーニング後の栄養補給において重要なポイントであり、アスリートやフィットネス愛好者にとって、ヘンププロテインは優れた選択肢となります。加えて、植物性であるため、動物性タンパク質に比べてアレルギーのリスクが低く、ビーガンやベジタリアンにも適しています。

3.心血管系の健康サポート

ヘンププロテインは、心血管系の健康をサポートする効果が期待される食品です。

特に、ヘンププロテインに含まれるオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は、心臓の健康維持に重要な役割を果たします。オメガ3脂肪酸は、血液中のトリグリセリド（中性脂肪）のレベルを低下させる働きがあり、これが動脈の詰まりを防ぎ、血液循環をスムーズに保つことに寄与します。

また、オメガ3脂肪酸は、血管の炎症を抑えることで、血圧を正常範囲内に保つ効果もあります。これにより、高血圧や心臓病、脳卒中のリスクを低減することが可能です。

一方、オメガ6脂肪酸は、細胞膜の健康維持に欠かせない脂肪酸であり、特にリノール酸として摂取することが推奨されています。

オメガ3とオメガ6のバランスが取れた摂取は、全体的な心血管系の健康をサポートする上で非常に重要です。現代の食生活では、オメガ6脂肪酸の過剰摂取が問題視されることが多いですが、ヘンププロテインはこれらの脂肪酸を理想的なバランスで提供します。これにより、炎症を抑え、心臓や血管の健康を保つための最適な栄養源となります。

4.消化器系の健康改善/デトックス効果

ヘンププロテインは、消化器系の健康を維持し、改善するための強力なサポートを提供します。

まず、ヘンププロテインには豊富な食物繊維が含まれており、これが腸内環境を整える役割を果たします。

具体的にはヘンププロテインは「ごぼうに比べて約4～6倍の食物繊維」を含んでいます。

食物繊維は、腸内での水分吸収を促進し、便を柔らかくすることで便通をスムーズにします。これにより、便秘の予防や腸内フローラのバランス維持に寄与します。腸内フローラが整うことで、免疫機能が向上し、感染症に対する抵抗力が強化されることも期待されます。

さらに、食物繊維は腸内での有害物質の吸着と排出を促進するデトックス効果も持っています。有害物質が体内に蓄積されると、消化器系の不調や全身の健康に悪影響を及ぼす可能性がありますが、ヘンププロテインの食物繊維がこれらの物質を捕捉し、体外に排出することで、体内の毒素レベルを低下させます。

このデトックス効果は、消化器系の健康維持にとどまらず、肌の調子やエネルギーレベルの向上など、全身の健康に良い影響を与えることが多いです。

また、ヘンププロテインは、胃腸への負担が少なく、消化が良い点でも優れています。これにより、食後の胃もたれや消化不良を防ぎ、快適な消化をサポートします。特に、消化器系に敏感な人や、ストレスや食生活の乱れからくる消化不良に悩む人にとっては、より理想的な選択肢の1つです。

5.抗炎症作用

ヘンププロテインは、抗炎症作用を持つ成分を豊富に含んでおり、これが全身の健康に大きく貢献します。

ヘンププロテインに含まれるオメガ3脂肪酸は、強力な抗炎症作用を発揮。炎症は、体が感染や傷害に対して防御反応を示すプロセスですが、慢性的な炎症は関節炎、心血管疾患、さらには特定の種類の癌など、さまざまな健康問題の原因となることがあります。オメガ3脂肪酸は、炎症を引き起こすプロスタグランジンなどの物質の生成を抑制し、体内の炎症レベルを低減します。

関節の健康維持においても、ヘンププロテインの抗炎症作用は重要です。関節炎などの炎症性疾患は、痛みや不快感を伴い、日常生活に支障をきたすことがあります。ヘンププロテインの摂取により、関節内の炎症が抑制されることで、痛みや腫れが軽減し、関節の可動域が改善されます。

また酸化ストレスは、体内で炎症を引き起こす要因の一つであり、これが長期的な健康リスクを高めることがあります。ヘンププロテインに含まれるビタミンEなどの抗酸化物質は、フリーラジカルを中和し、細胞を酸化ダメージから守ることで、炎症の発生を防ぎます。

6. 脳の健康維持

ヘンププロテインは、脳の健康維持に重要な役割を果たす食品です。

オメガ3脂肪酸は、脳の構造と機能の維持に不可欠な栄養素であり、神経伝達物質の生成やシナプスの形成をサポートします。これにより、認知機能の維持や気分の安定に寄与します。オメガ3脂肪酸の摂取が不足すると、脳の機能が低下し、認知症やうつ病などのリスクが高まることが知られています。ヘンププロテインを摂取することで、脳の健康を維持し、精神的な安定を保つことが期待できます。

さらに、ヘンププロテインに含まれるビタミンEなどの抗酸化物質も、脳の健康に寄与します。酸化ストレスは、神経細胞にダメージを与え、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患のリスクを高める要因となります。ビタミンEは、脂溶性の抗酸化物質として、脳内の細胞膜を酸化ダメージから保護し、神経細胞の健康を維持する働きがあります。こ

また脳内の炎症を抑制する効果もあり、これが精神的な健康に良い影響を与えることがあります。例えば、オメガ3脂肪酸の摂取が増えると、うつ症状の軽減や気分の安定に寄与することが研究によって示されています。

7. 免疫機能の強化

ヘンププロテインは、免疫機能の強化にも大いに貢献します。

免疫系は、体内に侵入する病原体や異物に対する防御の最前線であり、その機能を維持するためには十分なタンパク質供給が不可欠です。

具体的にはヘンププロテインは「たまごに比べて約4倍、鳥ささみと比べても約1.6倍のタンパク質」を含んでいます。

特に、免疫細胞の一つである白血球は、感染症や炎症に対する防御を担っています。ヘンププロテインの摂取によって、白血球の数や機能が維持されることで、病原体に対する抵抗力が向上します。また、ヘンププロテインに含まれる必須脂肪酸も、免疫系の健康に寄与します。オメガ3脂肪酸は、炎症を抑制し、免疫応答を調整する役割を果たします。

さらに、ヘンププロテインには抗酸化物質が含まれており、これが免疫システムの強化に繋がります。抗酸化物質は、免疫細胞を酸化ストレスから保護し、その機能を維持します。

【ヘンププロテインの使い方】

1. スムージーやシェイクに混ぜて摂取
-ヘンププロテインをスムージーやシェイクに混ぜる。
-水、植物性ミルク、またはフルーツジュースと合わせる。

ヘンププロテインは、その滑らかな食感と植物性の栄養価の高さから、スムージーやシェイクに最適なプロテインパウダーです。朝食や運動後のリカバリーとして、ヘンププロテインをスムージーに加えることで、体に必要なタンパク質や必須脂肪酸を効率的に補給できます。バナナ、ほうれん草、ブルーベリー、アーモンドミルク、そしてヘンププロテインをブレンドすることで、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質を豊富に含む栄養満点のスムージーが完成します。

2. 焼き菓子に加える
-パンケーキ、ワッフル、クッキーなどの焼き菓子にヘンププロテインを加える。
-小麦粉の一部をヘンププロテインに置き換える。

ヘンププロテインは、パンケーキやクッキーなどの焼き菓子にタンパク質を追加するための優れた方法です。小麦粉の一部をヘンププロテインに置き換えることで、栄養価を高め、グルテンを控えたい人にも優しいレシピが作れます。ヘンププロテインのナッツ風味は、焼き菓子に豊かなコクを与え、その繊維質は焼き上がりをふんわりとした食感にします。

3. サラダやシリアル、ヨーグルトに振りかける
-サラダ、シリアル、ヨーグルトにヘンププロテインを振りかける。
-そのままトッピングとして使用する。

ヘンププロテインをサラダやシリアル、ヨーグルトに振りかけることで、食事全体の栄養価を向上させ、簡単にタンパク質を追加できます。サラダにトッピングすることで、満足感のある食事に変え、食物繊維や必須脂肪酸も補給でき、一日を通してエネルギーレベルを安定させます。

4. 料理に加える
-スープ、カレー、ソースにヘンププロテインを加える。

ヘンププロテインは、スープやカレー、ソースに加えることで、料理全体のタンパク質含量を増やすことができます。ヘンププロテインは熱に強く、加熱しても栄養価がほとんど損なわれないため、調理の際に安心して使用できます。例えば、スープにヘンププロテインを加えることで、食事の満足感が高まり、特にタンパク質を多くカンタンに摂取したい場合に適しています。

5. サプリメントとして摂取
-毎日スプーン一杯のヘンププロテインを直接摂取する。
-水やジュースに混ぜて飲む。

ヘンププロテインをサプリメントとして摂取することで、タンパク質や必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルを効率的に補給できます。特に、忙しい生活を送る方にとっては、手軽に栄養補給ができる方法です。ヘンププロテインに含まれるオメガ3脂肪酸やビタミンEは、抗酸化作用を高め、心血管系の健康をサポートします。

6. ペットの食事に加える
-犬や猫の食事に少量のヘンププロテインを加える。

ヘンププロテインは、犬や猫の食事にも安全に使用できます。少量のヘンププロテインをペットの食事に加えることで、被毛の健康維持や乾燥、かゆみの軽減に役立ちます。ヘンププロテインに含まれる必須脂肪酸は、ペットの皮膚の乾燥を防ぎ、皮膚のバリア機能を強化します。ただし、ペットに使用する際には、適切な量を守ることが重要です。少量から始めて、ペットの体調を観察しながら適切に調整します。

【「麻市 ASA-ICHI取り扱い」ヘンププロテイン商品】

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-「殻を剥いたヘンプナッツだけ」を使用。

-カナダ産自然栽培の「100％のヘンプナッツ」を丁寧に低温圧搾して作られた粉末タイプのヘンププロテイン。

-2007年カナダから直輸入を始めて創業16年、鹿児島にあるヘンプ食品専門メーカー「ヘンプハーツジャパン」

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-腸活をサポートする有機アガベイヌリン、身体ポカポカあったか成分の有機しょうがパウダーをアクセントに配合。