【ヘンプシードオイルとは?】
ヘンプシードオイルとは、麻の種子(ヘンプシード)から抽出される植物油です。
ヘンプは、古くから繊維や食料、薬用として利用されてきた植物で、その種子は栄養豊富で健康に良い成分を多く含んでいます。
ヘンプシードオイルの製造は、冷圧搾法と呼ばれる方法で行われます。これは、化学薬品を使用せず、低温で圧力をかけてオイルを抽出する方法で、オイルの中に含まれる栄養素や風味を最大限に保つことができます。この製法により、ヘンプシードオイルは酸化しにくく、品質の高いオイルが得られます。
また種子(ヘンプシード)の重量に対して25%から30%がオイルとして抽出できると言われており、精製されていないヘンプシードオイルは通常、よく熟れたイネ科植物のようなライトグリーン色をしているが、精製されるとほとんど透明色になります。
【ヘンプシードオイルの特徴や効果】
1.オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸
ヘンプシードオイルは、必須脂肪酸である「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」をバランス良く含むことで知られています。
必須脂肪酸とは、体内で合成できないため、食事から摂取する必要がある脂肪酸です。これらは細胞膜の構成やホルモンの合成、神経機能の維持など、健康維持に不可欠な役割を果たします。
①オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸の一つであるα-リノレン酸(ALA)は、ヘンプシードオイルに豊富に含まれており、体内でEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)に変換されます。これらは、血液循環の改善、血圧の調整、心血管系の健康維持に貢献します。また、抗炎症作用を持ち、慢性炎症を抑えることで、関節炎やその他の炎症性疾患のリスクを低減します。
②オメガ6脂肪酸
オメガ6脂肪酸の一種であるリノール酸(LA)は、ヘンプシードオイルのもう一つの主要成分であり、体内でγ-リノレン酸(GLA)に変換されます。GLAは細胞膜の構成要素として機能し、皮膚の健康や抗炎症作用に寄与します。特にアレルギー症状の緩和やアトピー性皮膚炎の改善に効果が期待されています。
③ヘンプシードオイルは理想的な比率
興味深いのは、ヘンプシードオイルがオメガ3とオメガ6を3:1という理想的な比率で含んでいる点です。この比率は、体内の脂肪酸バランスを最適化し、炎症の抑制に寄与します。現代の食生活ではオメガ6脂肪酸が過剰摂取される傾向があり、これが炎症性疾患の原因となることが多いですが、ヘンプシードオイルはこのバランスを改善するのに理想的なオイルと言えます。
④脳の健康維持
また、これらの必須脂肪酸は、脳の健康維持にも重要です。オメガ3脂肪酸は、神経伝達の機能をサポートし、認知機能の維持や気分の安定に寄与します。特にうつ症状の緩和にも役立つとされており、精神的な健康を支える重要な成分です。
⑤栄養価において圧倒的な優位性
さらに、ヘンプシードオイルは亜麻仁油に比べて栄養価が高く、特にGLAの含有量が多い点で優れています。GLAは他の植物油にはほとんど含まれていないため、ヘンプシードオイルは栄養価において圧倒的な優位性を持っています。
⑤酸化しにくいポテンシャル
ヘンプシードオイルは酸化しにくい性質を持っており、保存性が高い点も大きな利点です。亜麻仁油は酸化しやすく、開封後はすぐに使用する必要があるため、ヘンプシードオイルの方が扱いやすいと言えます。
2.抗酸化作用
ヘンプシードオイルに含まれるビタミンEやその他の抗酸化物質は、体内の酸化ストレスを軽減する強力な抗酸化作用を持っています。
酸化ストレスとは、体内で発生するフリーラジカル(活性酸素種)が細胞やDNAにダメージを与えることで、老化やさまざまな疾患の原因となります。抗酸化物質は、このフリーラジカルを中和し、細胞を保護する役割を果たします。
①ビタミンE
ビタミンEは、特に脂溶性の抗酸化物質として知られ、細胞膜の脂質を酸化から守ります。これは、心血管系の健康維持に特に重要であり、動脈硬化の予防に役立ちます。動脈硬化は、酸化ストレスによって引き起こされることが多いため、ビタミンEの摂取は心臓病や脳卒中のリスクを減少させることができます。
さらに、ヘンプシードオイルに含まれる抗酸化物質は、肌の健康にも大きな影響を与えます。抗酸化作用により、紫外線や環境汚染物質から肌を保護し、シワやシミの予防に寄与します。また、抗炎症作用と相まって、肌のバリア機能を強化し、乾燥や炎症を抑える効果も期待できます。
②癌の予防にも役立つ可能性
最近の研究では、抗酸化物質が癌の予防にも役立つ可能性が示唆されています。フリーラジカルによるDNAの損傷が癌の発生リスクを高めるため、抗酸化物質を摂取することで、このリスクを低減できると考えられています。ヘンプシードオイルは、これらの抗酸化物質を豊富に含んでおり、日常的に摂取することで、健康維持と病気予防に効果的な役割を果たします。
③体内だけでなく、外用としても効果を発揮
ヘンプシードオイルの抗酸化作用は、体内だけでなく、外用としても効果があります。スキンケア製品に配合されることで、肌に直接働きかけ、酸化ダメージを防ぐことで、健康で若々しい肌を維持するのに役立ちます。
【ヘンプシードオイルの使い方】
①料理に使う
ヘンプシードオイルは、その豊富な栄養素を損なわないよう、非加熱での使用が推奨されます。サラダのドレッシングやスムージーに加えることで、オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸を効果的に摂取できます。
特に、ヘンプシードオイルに含まれるγ-リノレン酸(GLA)は、抗炎症作用を持ち、食事に取り入れることで、炎症性疾患のリスクを低減する効果が期待されます。
②スキンケアと美容
「乾燥肌やカサつき、皮膚が薄くなる皮膚疾患」に悩む方へおすすめ!
ヘンプシードオイルは、スキンケアにおいても非常に有用です。ビタミンEをはじめとする抗酸化物質は、肌の老化を防ぎ、潤いを保つ効果があります。洗顔後、数滴のヘンプシードオイルを顔全体にマッサージすることで、肌の保湿力を高め、乾燥を防ぐことができます。
また、オイルの軽いテクスチャーは、毛穴を詰まらせることなく浸透し、肌を柔らかく保つ効果があります。
③ヘアケア
ヘンプシードオイルは、髪の健康維持にも役立ちます。シャンプー前に髪や頭皮にオイルをなじませることで、髪に潤いとツヤを与えます。特に乾燥した髪やダメージを受けた髪に対して、保湿効果が期待されます。ヘンプシードオイルは、髪の毛の強化にも寄与し、枝毛や切れ毛の予防に役立ちます。
④ペットの健康管理
ヘンプシードオイルは、ペットの健康管理にも利用できます。犬や猫の食事に少量を加えることで、被毛の健康を維持し、乾燥やかゆみを軽減する効果があります。ただし、ペットへの使用時には、適切な量を守ることが重要です。過剰摂取は消化器系に負担をかける可能性があるため、少量から始めることが推奨されます。
⑤サプリメントとしての利用
日常の健康維持のために、ヘンプシードオイルを直接スプーン一杯分摂取することも効果的です。ビタミンEや必須脂肪酸を効率的に摂取できるため、全身の健康をサポートし、心血管系の疾患予防にも役立ちます。
ヘンプシードオイルは、その多機能性から、健康と美容の両面で広く活用できるアイテムです。抗酸化作用をはじめとする多様な効能を生かし、日常生活に取り入れることで、全体的な健康をサポートする効果が期待されます。
【「麻市 取り扱い」ヘンプシードオイル商品】
▲ [HEMPS] 有機 ヘンプシードオイル 130g
-一人暮らしの方でもお気軽に新鮮なオイルを使い切れる、小さめサイズの130gをご用意。
-まずはヘンプシードオイルをお試ししたい方にもおすすめです!
▲ [ヘンプハーツ] ヘンプナッツオイル グリーン 500ml
-「乾燥肌やカサつき、皮膚が薄くなる皮膚疾患」に悩む方へ
-2007年カナダから直輸入を始めて創業16年、鹿児島にあるヘンプ食品専門メーカー「ヘンプハーツ ジャパン」
【有名人も使うヘンプシードオイル】
<亀梨和也さんが[HEMPS] ヘンプシードオイルをご紹介>元KAT-TUNの亀梨和也さんのYou Tubeにヘンプシードオイル130gがご紹介されました。
調理編:https://youtu.be/-jUZzBboNBA?feature=shared
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
▶︎似ている読みもの:「「麻炭パウダー」の特徴/効果/使い方」
▶︎ヘンプ9つのポテンシャル:「CO2吸収量」「土壌改善」「紫外線カット効果」「農薬不要/節水」「1年を通して収穫可能」「作付面積に比べ収穫が多い」「経済効果」「地上エネルギー」「衣食住」
▶︎公式インスタグラム:「麻市 ASA-ICHI 公式Instagram」でも様々な情報を発信しております。
コメントを書く
全てのコメントは、掲載前にモデレートされます
このサイトはhCaptchaによって保護されており、hCaptchaプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。